SUMIF関数を用いた、特定の条件を満たすセルの値の合計方法の紹介

エクセル

本記事の目的

SUMIF関数を使用して、特定の条件を満たすセルの値を合計する。

要点

ExcelではSUM関数を用いてセルの中の値を合計することができます。

=SUM(数値1, 数値2, …, 数値n)

SUM関数を用いた数値の合計方法の紹介

しかし、仕事上では特定の条件を満たしたセルのみを合計したい場合があると思います。

そのような場面で有効なExcel関数が「SUMIF関数」になります。

今回はこの「SUMIF関数」がどういったものなのか、また基本的な使用方法と活用例について図を交えて解説していきます。

SUMIF関数

前述のとおり、SUMIF関数はSUM関数とは異なり、合計するセルに条件を付けることが可能です。

SUMIF関数の基本構文を以下に示します。

=SUMIF(検索範囲, 検索条件, 合計範囲)

・検索範囲:検索対象とするセルの範囲を入力します。

・検索条件:セルを検索するための条件を、数値や文字列で指定します。

・合計範囲:合計したい値が入力されているセル範囲を指定し、入力します。

上記の式を入力することで、”検索範囲”と”検索条件”によって絞り込まれた”合計範囲”の中のセルが合計されます。

もし”合計範囲”の入力を省略した場合、”検索範囲”がそのまま合計の対象となります。

文章ではわかりづらいと思いますので、実際に使用例を見ていきましょう。

SUMIF関数の使用例

今回は以下の列A、列Bに値が入力されたセルを例として使用します。

A列の中の”B”という文字を検索対象としてBの横に記載された数値を合計し、B9セルに出力するようにしたいと思います。

B9セルに入力する内容は以下のようになります。

=SUMIF(A2:A8,”B”,B2:B8)

A2~A8セルを検索対象としてその中にあるBという文字を検索、その横のB列に入力された値を合計するという式になっています。

ポイントとして、検索条件が数値ではなく、文字である場合は「”」で文字を囲んであげなければいけません。

「”」で囲まれていない文字は文字として認識されないため、検索することが出来なくなります。

また、検索条件にはワイルドカード文字というものを使用することができます。

ワイルドカード文字

ワイルドカード文字は検索する文字列に条件を付与することができます。

ワイルドカード文字の例-Microsoft

上記のワイルドカード文字を使用することで、より高度にSUMIF関数を使うことが可能になりますので、ぜひ使用してみましょう。

まとめ

本記事ではSUMIF関数について解説していきました。SUMIF関数はSUM関数よりも自由度が高く、使用可能な場面も多いので、ぜひ覚えて使用していきましょう。

タイトルとURLをコピーしました